特集 「スピーカー製作日記」 その3 2007.10.09



☆『組立工程編2』

では、前回のつづきから。

まずはリアバッフルと天板を接着します。90度を保つ為、ひもで引っ張ります。
角は補強の為に15mmの面木を付けてみました。(音の流れを良くする効果も期待しています。)




フロントバッフルと音道のパーツを接着します。




片方の側板とフロントバッフル、リアバッフルを接着します。
しかし、これが意外とムツカシイ。全体的に大きなパーツを接着することになりますが、1ヶ箇所クランプを締めると全体がずれるんです。なので、少し締めては調整、また少し締めて調整。これを繰り返して締め上げて行きます。




こんな感じで各パーツが接着されました。そして今のうちに内部を塗装しておきます。
塗料は普通の建築用塗料です。なぜ建築用塗料なのか。理由は簡単、コストの問題です。




もう片方の側板も塗装します。まずは各パーツが接着される部分をマスキングします。




そして塗装。




いよいよ、もう片方の側板を接着します。これを接着すると、もう手直しは出来ません。なんかキンチョーします。
これで、このスピーカーの全てが確定するんです。板の料金4万円がゴミになるか、それとも光り輝くか!
(きっと輝く!!) ← 心の声  重石にしてるのはレザーディスクのソフト(過去の遺物)です。




こんな感じで立ち上がりました。ここまで来るのに約2ヶ月。なんか感無量ですね!!




あとは仕上げの塗装だけです。一応4回塗りました。この時点ではとても貧祖に見えます。




ついに完成!!

見栄えも、それ程悪くはないと私は思いました。
結局、完成までに2ヵ月半。やはり物を作ると言う行為はとてもエネルギーがいるし、疲れる。
それと共に楽しさと達成感が味わえます。結果、音が良ければさらにサイコー!
この2ヵ月半、とても楽しかったです。またいつか、何かを作りたいですね。



♪では次回は音を聴いてみましょう♪



前回組立てた小物の組付けを見て頂き有難うございました。寝転がっている状態から、立上がるまでの壮大な工程で感動していただいたでしょうか!?
ここまで、見て頂き有難うございました。次回、「〜試聴編〜」を御期待下さい!